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Pat Martino奏法研究(43)

【第5章】総合 - (2)

 今回から、前回提示した譜面を何回かに渡って総合的に解説していきたいと思います。単純にこのフレーズが弾けるようになるというのではなく、色々なパット特有の考え方や癖なども併せてできるだけ解説していくようにします。
 
 まず、いきなり下の音を確認しながら弾いてみるのではなく、この譜面をじっと眺めてみてください。何か気が付きませんか?「16分音符の連続」ってのもそうなのですが、ここで着目してほしいのは音符が形作る「山」です

 山の形状を見てみますよ。1小節目「上がって下がって」で「山が1つ」、2小節目も同様に「上がって下がって」でまた「山が一つ」、そして、さっきの山よりほんのちょっとだけ高い山です。そして3小節目で「ぐっと上がって行き、一番高い山」を作り、4小節目は「ぐっと下って」元の位置に戻ります(正確には、少し上がってから戻ります)。

 パットのノリ、太い弦をアタックを強く弾くことによるものと語られますが、もちろんそれも大きな要素のひとつなのですが、もう一つの要素としてこの「音符の山」が挙げられます。「小さい波<小さい波<大きな波」、あしたのジョー的に言うと、「ジャブ⇒ジャブ⇒ストレート」なのです。そして、以前の解説の中で、「フレーズのかたまり(ユニット)」という言葉を使いましたが、彼はこのような4小節位のフレーズユニットの「小さい波<小さい波<大きな波」が、それこそ波状攻撃のように続き、その後「永久不滅の繰り返し」、いったい何小節(コーラス)やれば気が済むのか?状態に入っていきます。これにより、ソロ全体に渡って「長い大きなグルーブ(うねり・流れ)」を生むのです。まさに彼の代表曲「The Great Stream」なのです。

 今回は、こんな感じで終わりです。次回は、このフレーズ上のマイナー・コンバージョンについて解説します。

 ではでは。
Phrase Example

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に師事し、各種コンテストにも参加。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。2014年夏より活動を再開。現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブ活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」や「ジャズギター裏口入学」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方に「Skype」で教えています。レッスン頻度は教わる皆様に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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