僕の教則本・教則ビデオを公開します!(18)

【ジャズ・ギタリストのためのヴォイシング・テクニック/高橋信博】

 この教則本はかなり役に立ちました。写真を見ても結構使い込んだことがわかるでしょう!? 

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 ギタリスト高橋信博さんの著書です。彼の演奏は、実際には残念ながら聴いたことはないのですが、僕が学生のころに色々な教則本を執筆していらっしゃていて、ギターマガジンでジャズのアドリブ講座をずっとやっていたりと(今でも続いている?)結構有名な方です。ただ、ジャズ理論に滅法強いこの方の解説は結構難しく、厳しい口調・言い回しもあったりして個人的にはめげたりしていたのも事実ですね(笑)。
 
 もう40年も前に買った本ですので、ソノシート付きなのであります。今はCDか何かで再版されているかどうかはわかりません。

 前半はコード楽器としてのギターについて、一般的なジャズ理論をギターに照らし合わせての解説です。正直、ちょっと難しいです。後半はブルースや循環、スタンダード、そしてモーダルな楽曲を題材にギターで実現できる様々なヴォイシングが、全て指板図つきで解説されています。そして、ソノシートでは模範演奏を聴くことができます。

 僕がやっていた当時はモダンな響きであっても、今聴くと当たり前だったりもしますので、今どきのコンテンポラリーなヴォイシングとは少し違うのかもしれません。

 すばらしい教則本です!!ギターでのジャズ・ボイシング基本&応用&発展を学ぶには最高の教則本と思います。

僕のレコード棚公開します!(33)

【イッツ・ナイス・トゥ・ビー・ウィズ・ユー/ジム・ホール】

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 ジム・ホールは結構たくさん所有してますが、中でも一番聴いたアルバムかもしれません。

 大学の頃に買ったアルバムです。前にも書いたかもしれませんが、ジム・ホールというギタリストは最初はさっぱりわかりませんでした。正直「なんでこんな暗く、まったりしたギタリストを皆は好むのだろう?」と思ってました。数年くらいは全く聴くことがなかったと思います。彼を再び聴くようになり、そして大好きになり、研究しだしたのは、他のギタリストやピアニストを聴き、耳が肥えてきて、ジャズ・ギターが多少なりとも弾けるようになってきた頃でした。

 このアルバムではスタンダードの3曲「マイ・ファニー・・・」「イン・センチメンタル・・・・」「ボディ&ソウル」が最高ですね。オーバー・ダビングによる自身とのデュオなんかはもう本当に素晴らしい演奏です。

 これも何回か書いてはいますが、彼のギターは音楽的に僕が全く持っていないもので構築されていますから、彼の演奏はコピーして研究はしていましたが、僕の演奏に彼の影は一つもありません。あっ、唯一、「ハーモナイズド・ベース・ライン(?)」は影響受けましたかね??

 このアルバム、絶対聴いてください!

僕の教則本・教則ビデオを公開します!(17)

【Jazz Study/渡辺貞夫】

 あの渡辺貞夫さんが留学先のバークリー音楽院で教わってきたことを帰国後、日本のミュージシャンのために書いたといわれる泣く子もだまる「ジャズ・スタディ」です。

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 写真の「ジャズスタディ」は正確に言うと僕の本ではなく「かみさん」の所有物です。僕も持っていましたが、いつのまにか無くなってしまっていました。

 僕が学生時代の80年代の頃はまだジャズ理論書と言えばこの本くらいしかありませんでしたし、この本を使って理論を教える音楽専門学校やミュージシャンの方が多かったですね。「ジャズをやるには理論がわからないとダメだ」と僕も早速購入しましたが、全く理解できず速攻に投げ出してしまいました(笑)。写真はかなり勉強の後が見られるのは、僕の本ではなく、かみさんの本だからですね(笑)。
 
 おすすめです!っていうのは今となっては結構微妙です。この本はもちろん疑いもなく素晴らしいものなのですが、今は選択肢が沢山あるので、色々な理論書の中から自分が使えそうなものを選ぶのが良いのでは?と思うからです。



 

僕の音楽史(46)

【高校1年生(1977〜78年)】

 テレビの歌番組を見るのが結構楽しくなってきました。
 
 歌謡番組、以前は演歌といわゆる歌謡曲ばかりで、あまり興味がなかったのですが、この頃から結構見ごたえのある人たちが沢山出演するようになっていました。そんな中で一番はチャーでした。

気絶


 チャーは以前このブログでも書きましたが、彼が高校生?くらいに参加していた「スモーキン・メディスン」時代から注目していて、ファーストアルバムも聴いていましたし、名曲「スモーキー」ももちろん知っていましたが、彼の情報が新潟にはあまり入ってくることもなく、あまりのめりこまずにいました。そんな彼が「気絶するほど悩ましい」でテレビに頻繁に見かけるようになりました。

 まー、色々言う人もいるかもしれませんが、当時の「歌謡ロック(?)」路線、僕はそんな嫌いじゃなかったですね。たった数小節のギターソロでしたが、そんな短い中でも彼の才能は十分感じ取れましたし、とにかく他の出演者アイドルたちと並んでも遜色ないルックスでしたし、とにかくカッコよかった。そして「本当にやりたいことは別のことなんだろうな?」と思って聴いていましたし、多分そのうちにきっと好きなことをやり始めるだろうとも思ってましたね。

 それ以外に好きだったのは「沢田研二」でした。もちろん彼の歌も大好きでしたが、いつもバックを務めていた「井上堯之バンド」が最高にかっこよかったですね。彼の「シンラインのテレキャスター」から繰り出されるサウンドは渋くて最高でした。「太陽にほえろ」や「傷だらけの天使」の音楽も彼らの演奏で、ドラマの雰囲気にぴったりでしたね。

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 番外編で「ピンクレディー」が好きでしたね。キャンディーズも好きでしたが、どちらかといえば「ピンクレディー派」でした。しかも僕は「ミー」と「ケイ」でいうと「ケイ」ちゃんの方が好きでしたね。「渚のシンドバット」が大好きな楽曲でした。また「UFO」の間奏はAマイナーの音階練習にはちょうど良く、コピーして指ならしに弾いていましたね。そんな関係で今でも弾けると思います。

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 「パンクロック」なるムーブメントが台頭してきたり、レッド・ツェッペリンやイエスの活動が停滞していたり、パープルにはもうリッチーがいなかったりと、少し英国のロック界が個人的には面白くなくなってきたように感じていました。そんな関係で、テレビの歌謡番組に走っていたのかもしれないですね。


 

Pat Martino奏法研究(56)

【第6章】スタンダード曲への活用(8)

 今回は13小節目から16小節目の解説です。

 前回説明した12小節目B♭m7-E♭7を橋渡しにして13小節目でFメジャーに転調しました。まず、お断りがありますが14小節目がEm7♭5-A7となっていますが、Gm7に訂正です。一般的な譜面はGm7になっていますし、話を簡単にするためにここではそう考えてください(結局同じことなのですが、ここではあえて言及しません。)。

 13~16小節は、何のことはありません、FメジャーのⅠ-Ⅱ-Ⅲ-Ⅵです。マイナー・コンバージョンを無理にするまでもないのですが、パット・マルティーノ奏法ってことですからあえてコンバージョンするとF△7⇒Gm7もしくはF△7⇒Dm7です。

 F△7⇒Gm7と考えてGドリアンを弾くはわかりますよね?F△7はFイオニアン、つまりFをルートにしたドレミ・・・・を弾けばよいです。このFから始めたドレミファ・・・をGから始めるとGドリアンスケールです。要するにこう考えればこの2小節はFのドレミファ・・・(=Gドリアンスケール)で弾けてしまいます。

 F△7⇒Dm7と考えてDドリアンを弾くについては過去の(15)を復習してください。C⇒Am7で説明してます。Dドリアンの構成音であるB音がF△7のコードでいう増4度のテンションになるので慣れない人は違和感を感じると思いますが、これをうまく使えればすごくかっこいいフレーズとなります。参考動画では前者のGm7(Gドリアン)の方でやってますので、ご了承ください。

 Am7♭5⇒Cm7(Cドリアン)、D7♭9⇒E♭m7(E♭ドリアン)はそれぞれ過去の投稿(17)、(16)をご覧ください。これ、マイナー・コンバージョン・コンセプトの一番大事な部分です。これを体得しないと何のためのコンセプトかってことになります。



 Am7♭5の部分、パットはバックのサウンドが♭5を鳴らしているのに、平気でナチュラル5thのAm7と考えてAドリアンを弾きます。これが強力な緊張感を生みますが、バラードなどのゆっくりとしたテンポでは要注意です。上級者向けですね。彼の一番有名な演奏とも言える「酒バラ」の三小節目も確かそんな感じで弾いていたと思います。



動画を参考にやってみてください。

次回はステラの一番特徴的でかっこいい部分ですね。

STELLA BY STARLIGHT-408

僕の音楽史(45)

【高校1年生(1977〜78年)】

 「キング・クリムゾン / USAライブ」で驚愕し、「太陽と戦慄パートⅡ」がお気に入りの1曲となったことで、「~パートⅠ」がどうしても聴きたくなったので、アルバム「太陽と戦慄」を購入のため間髪入れずレコードショップに向かうことにしました。

king CrimsonSun


 購入後、早速ターンテーブルにレコードを乗せ、問題の「太陽と戦慄パートⅠ」から早速針を落とします。

 パーカッションとバイオリンのサウンドがかすかに聴こえて、それが段々と盛り上がってきました。「ジョーズ」もしくは「ゴジラ」の登場する前の期待感、そんな感じです。そして、そのサウンドがピークに達した頃、全員ユニゾンのハードなリフが大音量で耳に飛び込んできます。

 「かっこいい!!」

 これだけで、もうノックアウトでした。「この先どう展開するんだろう??」と思ったたその瞬間、全員でのリフはピタッと止まり、ロバートのブレイク・ソロが始まります。

 このブレイク数秒間でのロバートのリフ、これを聴いただけでもこのレコードを買った意味がありました。

 「凄すぎる!一体どうやったらこんなフレーズが浮かんでくるのか?」

 当時はジャズは全く聴いていませんでしたので、僕の頭の中には、ブルース・ペンタトニックを中心としたフレーズ以外は理解の範疇を超えていました。いわゆる「不協和音」は僕の頭の中には鳴っていませんでした。理解できるサウンドの限界値はせいぜいジェフ・ベックの「ワイアード」「ブロウ・バイ・ブロウ」くらいまででした。ロバート・フィリップのギターは、今までのギタリストの誰とも違っていて音楽的に全く理解ができませんでしたし、頭に鳴っていないサウンドなので、聴いてもコピーができませんし、コピーできてもうまく弾けませんでした。僕にはまだ難しすぎるギタリストでした。

 アルバム全体を通して聴いて、統一感のある素晴らしいアルバムと思いました。イエスの「こわれもの」を聴いた時の感じに似ていたように記憶しています。

 実はその後クリムゾンの色々なアルバムを買ってのめりこんだのかといえば、「USAライブ」と「太陽と戦慄」の2枚で僕の中では終わってしまいました。「ロバート・フィリップ、ジョン・ウェットン、ビル・ブラフォード」の3人が揃っていない時期の演奏をどうしても聴く気になれないのです。

  それだけこの3人のサウンドが圧倒的に素晴らしいものでした。


 

僕のレコード棚公開します!(32)

【ボディ・トーク / ジョージ・ベンソン】

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【メンバー】
ジョージ・ベンソン(g) ハロルド・メイバーン(p) ロン・カーター(b)ジャック・ディジョネット(ds)他
【曲目】
ダンス/ホエン・ラブ・ハズ・グロウン/プラム/ボディ・トーク/トップ・オブ・ザ・ワールド

 ジョージ・ベンソンのフレーズを研究するなら絶対このアルバムですね。

 このアルバム、メンバーを見て、「こりゃ、凄い!がっつり四つに組んでインタープレイが繰り広げられる」みたいな事を想像しますでしょうが、全く違います。ベンソン以外は完全にバックにまわり、ガンガンと弾きまくります。曲も正直言うと大したものではなく(笑)、ファンキーな7thコードの一発ものがほとんどで、「これでもか!」ってくらいのフレーズ波状攻撃です。一発ものがほとんどですから、ロック、フュージョン系の方も入りやすいのではないかと。ただ、自分が弾けるようになるかどうかは、また別問題です(笑)。とにかく、相当なテクニックが必要ですので、「かっこいい」と思ったフレーズのうち2割くらいでも自分のものにすれば、それで良しとしましょう。

 一曲だけ弟子ともいうべき「アル・クルー」がゲスト参加してます。いい感じですが、まだまだ可愛らしい演奏で、その後ベンソンとのコラボアルバムのレベルまでは来ていませんね。

 7thコードでのフレーズを増やしたい方、教則レコードどしては最高レベルのものですよ!

Jazz Rock 必見動画!(18)

【John Scofield / How Deep Is The Ocean 】



 ジョンスコは大好きですが、どういうジョンスコが一番好きかというとこの映像のようなスタンダードを演奏するジョンスコが一番大好きです。でも、なかなか演奏してくれません。

 スタンダードを演奏するときのジョンスコはインサイドとアウトサイドのバランスが一番絶妙な比率になりような気がします。意外なくらいインサイドな、そして教則本にでも出ていそうな定石フレーズを弾きます。これで、僕は「にんまり」してしまいます。その後あるフレーズをきっかけに、あれよあれよという間にあっちの世界に連れていってくれ「くー!」、そしてもとに戻ってきて「ほっ」そんな感じの繰り返しです。音色もスタンダードを弾く場合は幾分歪みも抑えていて、これまたいい感じです。グルーブというかノリに関しては、いつもと一緒です。強力で、蛇がのたうち回ってる感じですね。


 本人はあまり興味ないのかもしれないですが、がっつりとスタンダードに取り組んだ3枚組のライブみたいなものを収録して欲しいと思っているのは僕だけでしょうか?? 

Jazz Rock 必見動画!(17)

【 Steve Howe / The Clap 】



 イエスのスティーブ・ハウのソロ・パフォーマンス「The Clap」です。

 イエスソングスの頃、1974~5年位の演奏でしょうか?僕の大好きな曲です。

 彼のソロ作品では多分「ムード・フォア・デイ」という曲の方が有名でしょう。もちろんその曲も大好きですが、僕的にはこちらの曲の方に軍配が上がります。何故かというと、「ムード・フォア・デイ」の方はもちろん素晴らしい曲ですが、テクニック的にはそんなに難しくなく、ちょっとギターをかじった人で、ロック好きの人なら割と弾ける人が多く、弾いてもあまり驚いてくれません(笑)。こんな僕でも譜面なく、耳コピーで弾けてしまったくらいですから。その点、この曲は耳コピーも難しく、テクニックもかなり必要でした。回りでも弾ける人は誰もいなく、結構鼻高々でした(笑)。最近では動画で本人が解説しているものがあり、確認すると随分と違っていましたが・・・。

 ここ数年弾いてないのでもう弾けなくなってしまいましたが、練習してライブでちょっとやってみようとも企んでいます。

12月のスケジュール

12月19日(火)中野ピグノウズ
中野駅徒歩10分 東京都中野区新井1丁目14−16 新井薬師あいロード商店街
http:/http://nakanopignose.com/top
【メンバー】
武田謙治 (g) 座小田諒一(b) 丸谷茜 (ds)
Open 19:30  Start 20:15~ 2ステージ
Charge ¥2,000 + 2オーダー 
ご予約で¥1,800 + 2オーダー 禁煙

 ピアニスト阿部君が急遽出演ができなくなったので、トリオでいきます。せっかくなので、色々実験的なことをやろうと思います。

 今年のライブはこれにて終了。来年まで引きこもり練習&課外授業になります。
プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に師事し、各種コンテストにも参加。
【主な受賞歴】
 浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
 吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
 横浜JAZZプロムナード’94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
 キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。2014年夏より活動を再開。現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブ活動中。
【ギタリスト武田謙治のブログ】
http://kenjitakeda.jp/
【Jazz Rock 必見動画!】
https://kenjitakeda.blog/
【Guitar Lesson のお知らせ】
http://kenjitakeda.jp/blog-category-12.html/

mail:rymk.takeda@gmail.com

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