ギター購入騒動記(26)

2016年12月15日 逃した魚は大きいが・・・。

 御茶ノ水の某楽器店の手違いで、手に入れることが出来なかった「レスポール・スタンダ―ド(WR)」。逃した魚は心の中でどんどん大きくなっていきました。レスポール・スタンダードのワインレッドは、そんなに希少なわけではないので、買おうと思えば、どこにでも売っているのですが、やはり値段が10万程度のものはなかなかありません。日にちが経ってくると、また少しづつ悔しさがこみ上げてきて、誰かにこの事件を話さずにいられませんでした。

 いつもの吉祥寺ロックインに行って、この事件の一部始終をいつもの仲良し店員さんに話しました。人に話をすると、随分とすっきりするものです。彼は僕の話をニコニコしながら聞いてていました。

 僕の話がひととおり終わり、さー、帰ろうとした時に、店員さんのひとこと・・・・

 「武田さん、スタンダードにこだわりあります? カスタムじゃダメですか?」

 「えっ?!」

 「ちょっとこれ見てもらっていいですか。」

 彼はパソコンのデジマート(楽器専門検索サイト)の画面を見るように促しました。

 画面にはレスポール・カスタムのワインレッドの画像でした。

 「これ、うちの仙台支店が出してるやつみたいなんですけどね。武田さんの買おうとしてたやつよりちょっと高いですけど、カスタムでこの値段ですから訳ありかな??まずは押さえちまいますか?!」

 「えっ?ちょっと待ってください。現物も見ていないのそれは無理です。」

 「大丈夫ですよ。まずは仙台支店からこっちに送ってもらいますよ。到着したら連絡しますから。目で見て、実際に弾いてみて、もし気に入らなかったら無理に買わなくても大丈夫ですから!」

 「本当ですか?それなら、お願いします!」

 やはり楽器は同じ店で極力購入し、店員さんと仲良しになっておくに限ります。

WR.jpg


 次に続く・・・・・。

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Pat Martino奏法研究(35)

【3-14】Vertical Movement と Horizontal Movement(8)

 前回ご案内のように動画をご用意いたしましたので、今までやってきたポジション移動の総復習を行ってくださいね。途中で挫折した方もこのビデオを見ながら一緒にゆっくり練習すれば十分挽回できますよ(笑)

 あと、前回お話しした、譜面11小節目の誤りは直してありますのでご注意ください。

 最初は譜面のとおりに3回ほど、普通の速度で弾いてます。これで、雰囲気をつかんでください。このあと1回ゆっくりと確かめるように弾いていますから、ここでしっかりと音とポジションを確認していってください。

 最後に、ポジション移動のある長いフレーズを少し早めのテンポで気が向くまま弾きまくっておりますので、ぜひ参考になさってください。今までやってきた譜面のように、順番に下っていくだけででなく、下がったり上がったりと好き勝手やってます。

 ちなみにギターの音は、自宅のVox10Wの練習用アンプですので、あまり良い音ではありませんが、観賞用ではございませんので、ご了承ください!

 それでは、お楽しみください!!



position(修正版)


 

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僕の音楽史(10)

【中学1年生(1974年)】

 この年、僕は近所の市立関屋中学校に入学しました。同じタイミングで、3つ上の兄は県立新潟高校に入学しました。地元の公立中学に進学した僕とは違い、兄の場合は高校受験で合格して進学した事もあり、「合格祝い」を買ってもらうことになりました。僕と同じくロックにハマっていた兄は「グレコ・レスポール・モデル」を買ってもらうことになりました。

 この時点では、我が家にあるギターは、僕が所有する「クラシックギター」と、以前のお話しにも書いた、親戚から手に入れた「メーカー不明のセミアコ」、そして「グレコのジャズベース」でした。「グレコのジャズベース」が何故あるのかというと、兄がEL&Pのベーシスト「グレッグ・レイク」がお気に入りで、何年か前に買ってもらっていました。僕はギター以外には全く興味がなかったので、手にすることはありませんでした。

 兄が購入したエレキ・ギターは写真の楽器「EG-420」です。

EG420.jpg

  このころのエレキギターと言ったら、「ヤマハ」か「グレコ」位でした。少なくとも、中・高校生が手に入れることのできる国産品で、知名度があったメーカーはこの2社位でした。他は少年漫画「マガジン」「サンデー」の広告に出ているような、聞いたこともない怪しげなメーカーしかありませんでした。「ヤマハ」はオリジナルな形状の楽器を強く打ち出し、あまり気に入らなっかたようで、迷わずグレコのレスポールモデルにしたようです。僕もそれで大賛成でした。今と違い、エレキギターのメーカーや種類、在庫は少なく、地方の新潟では、ギターショップは1件しかなく、選択肢は限られていました。

 今思うと、このギター、ツエッペリンのジミー・ペイジが持っていたギブソン・レスポールをコピーしたモデルのようですが、なんとこの時点で僕はツエッペリンを聴いたことがなかったのです。小学校でイエス、パープル、ユーライア・ヒープと早熟な割には、ど真ん中を外している偏った趣向でした。

jimmy.jpg

 

 初めてまともなエレキギターを手にすることができ、兄弟二人とも学校から帰ると交代で必死に練習していました。兄は快く貸してくれましたし、運動部に入ったことで、帰宅も遅くなってきたので、だんだん練習する時間も無くなってきたようで、ほとんど僕がメインで練習するようになりました。ギターも素晴らしかったですが、付録でついてきた教則本(カセット付き)が素晴らしいものでした。ご存知の方も多いと思いますが「成毛滋のロックギターメソッド」です。

 この教則本については、次回に詳しく書こうと思います。このテキストとの出会いは僕のギター・音楽人生を左右するほどの大きな出来事でしたので・・・・。

成毛

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僕の教則本・教則ビデオを公開します!(7)

【The Real Jazz Guitar Volume1/ 谷口廣志・沢田駿吾】

 この教則本も結構な方々が持っている人気教則本かと思います。

 3つのパートに分かれていて、「Part1:理論」 「Part2:プラクティス」 「Part3:偉大なギタリストのソロ」です。僕は当然Part3のコピー譜が目的でした。

 パート1の理論は「JazzStudy/渡辺貞夫」に雰囲気似てると思いました。それよりも多少わかりやすい気がします。ギタリストのための理論というわけではなく、いわゆる理論書で、全ての楽器の方にOKの内容です。そんな内容ではありましたが、僕は途中で挫折し、Part2とPart3を同時並行でやりました。

 Part2と3はギタリストのための内容です。Part2はスケールに始まって、代表的なコード進行に応じたフレーズがいくつもいくつも載っていて、いわゆるフレーズ集です。そしてタブ譜つきです。ただ、実際に弾いてみると、正直「いかにも教則本」って感じのフレーズ(当たり前か?)が結構あって、僕はとりあえず全部弾いてみて、「これは使える!」というフレーズだけ印をつけてやりましたね。そのあと、コードフォームも一つのコードの色々な押さえ方を紹介しています。これも、実際に使える押さえ方はそんな数はありませんでした。代表的な押さえ方は網羅していますが、「これ、ジャズではダサくて使えないな」みたいなものも混じっています。
 
 Part3は偉大なギタリストの代表曲のソロ・コピー譜のフレーズ分析です。もちろんタブ譜付きです!

 この本、所々にギタリストの写真が挿入されており、ハードカバーのしっかりとした本で、いかにも「理論書・学術書」って感じもまた魅力です。

 Volume2があるらしいのですが、僕は見たことありません。

 お勧めです!が、まだ購入できるのでしょうか?

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Pat Martino奏法研究(34)

【3-13】Vertical Movement と Horizontal Movement(7)

 今回は9小節から12小節まで、第2ポジションから第1ポジションへの移動し、最後の13小節目F#音まで行きます。

 9小節目は、マルティーノの得意フレーズです。ドリアンによるマイナー・コンバージョンと言いつつ、このようなA♭音(メジャー7th)の入ったハーモニック・マイナーもたまには使います。10小節目で第2ポジションから第1ポジションへの移動を行います。これはもう説明した移動ですね。9→10→11→12(すみません、赤字にするのを忘れました!)ですが、10と12はゴースト・ノートなので、実質は9→11と3弦4フレットB音→3弦3フレットB♭音と人差し指を平行移動していき、3弦2フレットA音(13)まで行き、第1ポジションへの移動完了です。10小節3拍目以降は最後まで第1ポジション内で弾きます。ポジション移動はありませんので、番号順に弾いていってください。

 ひとつ譜面に訂正があります。11小節目の3、4拍目はB→G→B♭→G♭となっていますが、これはB→C→B→A♭に変更してください。譜面のとおりでも決して間違いではありませんが、12小節目はA音から始まっているのでA♭→Aのつながりの方が自然ですので・・・・。

 ふー、やっと終わりました。

 次回は動画を使って、今までのポジション移動を総復習すると同時に、色々なポジション移動のデモ演奏をやってみたいと思います。

 お疲れさまでした!
1第2→
A DorianScale Horizontal Movement



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僕のレコード棚公開します!(15)

【モメンタム/ジミー・レイニー

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【メンバー】
ジミー・レイニー(g)リチャード・デイビス(b)アラン・ドウソン(ds)
【A面】
モメンタム
オータム・イン・ニューヨーク
ザ・ベスト・シングズ・フォー・ミー・イズ・ミー
【B面】
ノーバディ・エルス・バット・ミー
ウィル・ビー・トギャザー
ジャスト・フレンズ

 正直、ジャスト・フレンズ以外全く記憶にありませんでした(笑)。

 このレコード、「ジャスト・フレンズ」狙いで買いました。なぜかって、コピー譜が雑誌に載っていたからです。この曲が苦手だったので、このレコードを題材にこの曲を攻略しようと思ったからです。したがって、この曲しか聴いていなかったのだと思います。でも、僕的にはあまり参考になりませんでした。未熟なギタリストにとって「これこれ!!」「かっこいいー!」みたいなフレーズが全くなくって、退屈でした。

 彼のファンには申し訳ないのですが、今回「MP3化」するにあたり、通して聴いてみたのですが、やっぱりあまりピンときませんでした。僕は、彼の抒情性を理解する心は持ち合わせていないようです。

 ただ、彼を聴いたのち、息子「ダグ・レイニー」の存在を知りました。実は、息子さんのダグの方は結構好きで、CDを何枚も持っています。そして、ダグとのデュオは大好きで、さすが親子でピッタリ息の合った演奏を聴かせてくれてましたね。

 今回は、すみません。このアルバムについては、やはりピンと来なくって、うまく書けません。

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僕の音楽史(9)

【中学1年生(1974年)】

 今回から中学時代の始まりです。

 ロック好きの方は申し訳ありませんが、今回はクラシック・ギターの話をさせてもらいます。ロックはこの後「これでもか!」ってくらいご紹介していきますので、今しばらくお待ちください(笑)。

 小学校4年生から習いに行っていたクラシック・ギターですが、ちっとも上達しませんでした。ロックを聴きだしたことによって、クラシック・ギターに興味が薄れたこともあったと思います。挫折しかかっていたところで、イエスのギタリスト「スティーブ・ハウ」のおかげで、何とか止めずに踏みとどまったことは以前も書いた通りです。せめて「禁じられた遊び」くらいは弾けるようにならなくてはと思っていました。

 そんな時、NHK教育テレビで「ギターを弾こう」という番組があることを偶然知りました。4月からちょうど新しいギター講師に変わり、第1回が始まるというので、良いタイミングと思い、見ることにしました。

 講師のギタリストは「荘村清志」さんでした。
荘村


 当時、長髪のサラサラの黒髪、中学生の僕にはとてもカッコよく感じられました。レッスン内容もとてもわかりやすく、来週も見ようかなっと思いました。レッスンを見ていた時点では、正直そんな程度でした。番組も終わる頃になって、「ミニミニコンサート」というコーナーがあり、毎週クラシック・ギター代表的な名曲を弾いてくれるとのこと。とても良い企画だなーと思いました。そして、庄村清志さんの生演奏が始まりました。

 「すげー、凄すぎる!!」

 目が点になってしまいました。曲は「アストゥーリアス/アルベニス作曲」です。

 いわゆる、クラッシック・ギターの演奏などは当時レコードでも聴いたことがありませんでした。聴いている音楽もロックでしたし、やっている曲はどれもアルペジオや練習曲ばかりでした。これでは、退屈するわけです。この1曲で目が覚めました。

 毎週「ギターを弾こう」が楽しみになりました。レッスンはともかく、番組最後の「ミニミニコンサート」を楽しみに毎週見ていました。

 これがきっかけで、クラッシック・ギターの練習を一生懸命やるようになりましたが、聴く音楽は相変わらずロックばかりで、クラシック・ギターのレコードを買うことはありませんでした。ただ、ギター教室が俄然楽しくなり、先生に色々な曲を弾いてもらい、いくつか気に入った曲ができました。「アルハンブラの想い出/タレガ」「 魔笛の主題による変奏曲/ソル」の2曲です。これも下にリンクを貼っておきますので合わせて聴いてみてください。

これをきっかけに目標は「禁じられた遊び」から「アルハンブラの想い出」に変わりました。

【音源】

アルハンブラの想い出

「魔笛」の主題による変奏曲/ソル
※「魔笛・・・」は荘村清志さんの演奏ではありません。

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僕のレコード棚公開します!(14)

【ストレート・ノー・チェイサー/ウェス・モンゴメリー】

Wes.jpg

【メンバー】
ウェス・モンゴメリー(g) クラーク・テリー(tp) ハロルド・メイバーン(p) アーサー・ハーパー(b) ジミー・ラブレンス(ds)
【曲目】
A面
ストレート・ノー・チェイサー
ジャスト・フレンズ

B面
イン・ア・メロウ・トーン
ウェス・ガット・リズム
テーマ

 ウェスです。「何でこのアルバムなの?」との声が聴こえてきそうですが、以前もお話ししたとおり、ここで紹介するのは僕がレコードをMP3化する過程で聴いたものをご紹介しています。ウェスの名盤中の名盤はCDで買い直しているので、登場しませんよ。

 このアルバムは当時のウェスのカルテットにトランペットのクラーク・テリーが客演しています。クラーク・テリー抜きのこの4人は、そうです、「ソリチュ―ド」という凄まじい演奏のライブ盤がありますが、このアルバムでは、リラックスした演奏が聴けます。テーマを奏でるクラーク・テリーにオブリガードを入れてバッキングするウェスは、他のアルバムではあまり聴けることはないと思います。クラーク・テリーも無茶苦茶フレーズが歌っていますし、「ストレート・ノー・・・」のテーマの吹き方がかっこよいですし、バップの定石フレーズ満載です。

 ウェスの演奏に外れなど全くないのですが、このアルバムは、他のアルバム以上にウェスをコピーするギタリストたちには、美味しいフレーズと得意技の満載のうような気がします。ハーフノートやフルハウスのような熱いライブ演奏より、このようなリラックスした演奏の方がコピーしやすいと思います。そう思って、このレコードを買った30年前に、「まずはスタンダード、ジャスト・フレンズを手始めにコピーするか!」とやってみたところ、なんと「えっ?、キーがA♭!!」この曲は普通キーはFでやります。当時未熟だった私は「これじゃ、ジャムセッションで、コピーしたフレーズ、そのまま使えないじゃん!」ってことで、結局「やーめた!」になってしまいました(笑)。

 A面の2曲が最高です!

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音源・動画の部屋(5)

【All Blues】
2016.08.09 東中野セロニアス
武田謙治(g) 松原慶史(g) 矢野伸行(b) 柳沼佑育 (ds)



ここ数年メキメキと頭角を現してきている若手ジャズギタリスト「ヨッシー」こと松原慶史君とのツイン・ギターの演奏です。

 この時の演奏が、公式では初めての彼とのライブ演奏で、しかもこの曲は1ステージの1曲目での演奏でしたので、正真正銘の公式初共演でした。

 彼とはこのライブの数ヶ月前、「赤坂Virtuoso」というお店で僕が彼のライブを観に行ってからの知り合いで、一緒にステージに立たせてもらい、光栄であります。

 初共演の一発目なので、進行が全く複雑でなく、間違えようのない「All Blues」で軽く、「指慣らし&リラックス」して、2曲目あたりから、「いざ勝負」なんて考えて、先に彼にソロを回したら、お聴きのとおり見事なソロ、「こりゃヤバい」ってんで、慌ててギター・シンセ踏んで、「メセニー音で防戦」みたいな感じですね(笑)。おまけに、俺のソロ、よく聴くと、後半1拍くらいズレてるな。 まー、雰囲気を感じ取っていただければ嬉しいです(笑)。

 今でも数ヶ月単位で共演していて、東中野セロニアスや中野ピグノウズなどでやってますので、若手スーパーギタリストの演奏に必死に格闘しているおじさんギタリストの姿をぜひ見に来てください!

※この動画はYoutubeやFacebookですでにご紹介済みのものです。

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ギター購入騒動記(25)

2016年12月11日 事件発生!

 ネットで見つけ、取り置きしてあるレスポール・スタンダードを手に入れるため、所有しているレスポール・スペシャルとレスポール・スタジオのいずれかを売ろうと思いました。どちらにするかを決めるために、時間をかけて2本を弾き比べてみることにしました。

 どちらもすごく良い音で、気に入っているのでなかなか決められません。
 
 こう考えました。「これから買おうとしてるレスポール・スタンダードは〈音の被り感〉という意味では、どちらかというとスペシャルの方より、スタジオの方だろう。したがって、売るならスタジオの方だ!」
 スペシャルのピックアップはP-90というシングル・コイルで、レスポールとは言っても、個性的な音がします。ルックスも個性的です。一方、スタジオの方は、ピックアップはハンバッカー、種類はわかりませんが、スタンダードと個体差はあるものの、音の性格はそう大して変わらないだろうと考えました。

 考えは決まりました。「所有のレスポール・スタジオを持って、取り置きしてある店に行く→スタンダートと持って行ったスタジオを同じアンプで鳴らす→スタンダードの方を気に入ったら、スタンダードを購入し、スタジオはそのお店に買ってもらう。」ちょっとややこしいですが、こんな感じです。

 決心が決まれば、即行動!!レスポール・スタジオを持って、いざ御茶ノ水XXX楽器へと急ぎました。

 お店に着いて、店員さんに声をかけました。

 「ネットで見たレスポール・スタンダードを取り置きしてもらっている武田です。試奏させてもらいに来ました。もし気に入ったら、今日買って帰ります!」
 
 声をかけた店員さんには話が通っていないようで、ぽかんとしていました。そこへ、別の店員さんが慌てて話に割って入ってきました。

 「お客様、すみません。手違いがございまして・・・。今しがた、別のお客様が購入してお帰りになりました。」

 「えっ?」

 頭が真っ白になりました。次に、怒りがこみ上げてきましたが、それよりも喪失感が勝りました。ネットで見つけてからのあの踊るような気持ち、スペシャルとスタジオをどっち売ろうか真剣に悩み、決断に持って行った切ない気持ち、ついさっき中央線の中での子供の様なウキウキとした気持ちが一瞬のうちにぶち壊しでした。

 色々と騒いでやろうとも正直考えましたが、楽器は戻ってきません。

 「そうですか、わかりました。売る理由はなくなりましたが、持ってきたレスポール・スタジオの買取り価格を参考まで教えてもらえますか?」

 「簡易査定ですが、2万円くらいですかね」との応えでした。

 「そんなに安いのですか?新品で3か月前に買ったばかりで、傷ひとつないのですよ。」

 そして

 「あのレスポール・スタンダードには縁がなかったのですね!そして、このスタジオは売るな!ってことを神様が教えてくれたのですね、きっと!」

 吐き捨てるように、店員さんに言い残して、店を後にしました。

 結局、一度も弾くことも、見ることもなく、人手に渡っていってしまいました。どうせ買えなかったのなら、実際に試奏して、所有しているスタジオの方が良いと納得して、その楽器を諦めたかったですね。

 店の名前を公表してやりたいくらいです。でも、そこはリテラシーを持ち合わせているつもりなので止めておきますが、二度とあの店には行きません。

【LesPaul Studio】
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【LesPaul Special】
GibsonLesSP.jpg
IMG_1807.jpg

・みんながみんな、「お客さんを大切にする」といった気持ちを持って働いているとは限りませんし、一生懸命働いていても、うっかりミスしてしまう事もあるのでしょう。メールで取り置きした時点で、「商談中」のショウカードを付けておけば、こんなことにならなかったのだと思います。

・今思うと、本当に売らなくて良かったと思います。弾きやすいですし、良い音です。下にこの楽器で弾いた動画のリンク(FBの投稿動画です。)を貼っておくので、聴いてみてください。神様が「手放してはいけない!」と少し強引なやり方で教えてくれたのでしょう(笑)。この楽器は、一生大事に使おうと思います。
↓↓↓

LesPaul Studioの音


テーマ : ギター
ジャンル : 音楽

プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に師事し、各種コンテストにも参加。
【主な受賞歴】
 浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
 吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
 横浜JAZZプロムナード’94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
 キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。2014年夏より活動を再開。現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブ活動中。
【ギタリスト武田謙治のブログ】
http://kenjitakeda.jp/
【Jazz Rock 必見動画!】
https://kenjitakeda.blog/
【Guitar Lesson のお知らせ】
http://kenjitakeda.jp/blog-category-12.html/

mail:rymk.takeda@gmail.com

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