Phrase Database (4)

 今回はパット・メセニーのにーごーいちのフレーズですね。

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「タタタン・タタタン・タタタタタタタン」

 このリズムがいかにもメセニーですね(笑)。1小節目なんて「ソラシ・ラファド」ですよ。まるで童謡のようです(笑)。牧歌的な雰囲気はここからきてるのだと思います。ビバップのフレーズをガンガンとコピーしていたころ、こんな感じのフレーズを弾くメセニーを聴いて「こんなんで大丈夫なのか?!」って思ったものです(笑)。でも、「大丈夫」どころか最高にかっこいいのです。「なんたらスケールを使った・・・」なんて必死に研究し、マニアックなフレーズばかりコピーしていた僕に「ガツーン」と頭をひっぱたいてくれたフレーズです。「ドミソの世界」てのは本当に力強いのですね!ちなみに、こういう「ドミソの世界」のフレーズ、日本では師匠の布川さんが凄いですよ。

 2小節目はシからファまでクロマチックで降りてきます。ここはマルティーノのように一音一音がっつりピッキングするのではなく、スラー(プリングオフ?)をところどころ入れて弾くとメセニーぽくなります。

 一応、メセニーっぽくするために例のギタシンの音でやってみました。強力にもたった感じで後ろに引っ張りまくって弾くと、よりメセニーっぽくなりますね。このフレーズを弾く前に最初の方は、適当に弾いてます。

Phrase Database (3)

 今回はパット・マルティーノの初期の頃のにーごーいちのフレーズです。

Phrase Database(3)


 マルティーノと言えば「ドリアンモードでの弾きまくり」をイメージする方が多いと思いますが、初期の頃はウェスの影響が色濃く出たオーソドックスなフレーズを弾きまくっていました。「この時代のプレイが一番好き」という方も大変多いですね。

 2小節目1-2拍のC7でのA♭→F→E♭→D♭というオルタードテンションの使い方と3-4拍目のC→F→B♭の跳躍がまさにジャズです。ちょっとした音使いの変化で普通の8分フレーズがジャズっぽくカッコよくなる典型的な例です。

 3小節目はジャズプレイヤーのほとんどが弾く特徴的なフレーズです。

 下の動画を参考に弾いてみてください。

Phrase Database (2)

 今回はPhrase Database第2回目でブルース・フォアマンのフレーズですね。

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 この人、最近のジャズギター学習者で知っている方は少ないでしょう?!僕が大学生であった30年以上前には「リッチー・コール」というアルト・サックス奏者とのバンドで一世を風靡した素晴らしいギタリストです。当時は「ギター・マッドネス」と呼ばれた人です。

 とにかく、ビバップのラインをこれほど滑らかにギターで弾き切れる人はあまりいません。僕は「チャーリー・パーカー」からビバップ学んだのではなく、この人のギターを徹底的にコピーすることで学びました。

 2つフレーズを紹介しますね。

①はD7の部分2小節目のE音からA♭音までのクロマチックラインやG7の最初のGDCDの音の跳躍がいかにもビバップ!です。



②はC△7のフレーズはまんま指癖にしてください。使えるフレーズですね。3から4小節のGm7-C7でF△7に向かうⅡVで転調でFキーでの得意フレーズ、特に3小節目3拍4拍めのDFDE♭Eの音の並びがビバップですね。



ともかく、彼のギターでビバップの方言(なまり)を学んでください!

テーマ : ジャズ/フュージョン
ジャンル : 音楽

Phrase Database (1)

 Facebookの投稿を読んでいただいた方には繰り返しになってしまいますが・・・・。詳しくは以前の投稿を下に貼っておきましたのでご覧になってください。



 要は「自分のギタープレイがワンパターンになってしまったことを打破する」目的で大学時代からの色々なギタリストをコピー(トランスクライブ)してきたフレーズを少しづつ復習しながら、そのフレーズを皆さんに紹介していくコーナーを始めていきたいと思います。まー、タイトルはどうでも良いですが、今回は裏口入学などというふざけた名前はやめにして「Phrase Database」にしました。

 「これはいいフレーズだ!」「何だかかっこいいぞ!」あるいは「いかにもジャズ!」などなど、まだジャズ駆け出しの頃から上級(?)に至るまでの期間にコピー(トランスクライブ)してきた五線紙12冊(あれからまたもう1冊見つかりました!)フレーズを譜面と動画で紹介していきますので、皆さんがジャズを勉強していく上での参考にしてください。

 僕にとっては「復習」ですが皆さんとっては「予習」になる人もたくさんいらっしゃると思いますし、2~30年も前のコピー譜なので、若い学習者の方にとっては逆に新鮮だったり、ジャズの基礎を確認するのに有益かと思います。

 それでは早速始めます。記念すべき第1回はジョー・パスのフレーズから!

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キーがCでの「さんろくにーごー」の教則本のようなフレーズですね。

 特徴は2小節目の3・4拍のE♭→D♭→D→Cの半音進行が「いかにも!」って感じでかっこいいですね。ジョー・パスっぽく弾くには必須の動きですね。

 3~4小節の「さんろくにーごー」は何も考えず、何百回も弾いて手癖にしてしまいましょう。4小節目のG7の時にA♭音を出す(♭9thのテンション)がいかにも「ジャズ!」ですが、ここを「A♭」ではなく「A」を弾くのが、「メセニー」です(笑)。Aで弾くと、「ちょっと明るく」「ジャズ感が希薄に」なるので、古いタイプの評論家たちに「メセニーのジャズは・・・!」と言われる理由なのではと思っています。

 どんなフレーズかを掴んでもらうために僕の演奏した動画を貼っておきます。本家本元の足元にも及びませんがね・・・。


プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に師事し、各種コンテストにも参加。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。2014年夏より活動を再開。現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブ活動中。

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