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ジャズギター裏口入学(37)

【効果的・効率的な練習とは(3)】

 今回は練習時間の話です。

 僕はサラリーマンです。会社で働きながら音楽活動をしています。「リーマン・ギタリスト」で一番問題になるのは「練習時間をどう確保するか」でした。

 今は世の中的に「残業は悪!」という時代になって、割と仕事も定時であがれることが多くなり、逆に仕事が溜まっていても残業できなくて困るような時代になりましたので、音楽活動には好都合です。しかし、僕が20〜50代前半くらいまでは、仕事がシステム関係のこともあって、残業は当たり前でしたし、時には夜勤や休日出勤の時も結構頻繁にありましたので、なかなかまとまった練習時間が取れませんでした。また、たまに時間が取れても、精神的にも疲れていたので、練習する気になれませんでした。じゃ、どうしていたかというと、普段はまとまった練習することをあきらめて、「テレビドラマの音楽に合わせて適当にアドリブで弾く」ということを行い、とにかく「毎日短時間でも楽器に触ろう」と考えました。こんなことをもう30年以上続けています。僕はこの練習方法を「ながら練習」と言ってました。

 この練習でのメリットです。とにかく色々な音楽に合わせて弾くことになるわけですから、逆に「自分の苦手なジャンルやキー、リズム等」が明確になります。それを、休日中のまとまった練習時間が取れる時に研究します。
 もうひとつ大きなメリットとして、曲の進行を予想する力や間違った時の修復する力が養われる気がします。全く知らない曲に合わせて弾くわけで、進行も転調も全くわからないわけですから、自分の演奏が曲と時には大きく外れてしまいます。そんな時の瞬間の対処をする力はライブでの実践力を身につけさせてくれます。

 一方、デメリットです。家族には確実に嫌がられます(笑)。幸い我が家は音楽一家で、かみさんも子供もピアノ弾きですから、比較的理解がある方です。それでも誰だってドラマは落ち着いて見たいものです。さすがにもう諦めてくれたようですが(笑)、今でもテレビのボリュームが少しづつ大きくなってきたりします。
 もうひとつ、知らない音楽に適当に合わせているわけなので、先ほどの話のように実践力は身につきますが、自分の今現在の力量で演奏しているわけですから、技術的に上手くなるわけではないです。ただ、いつも触っていることによって「下手にはならない」とは思いますが。

 下の動画は、テレビドラマの音楽に合わせて弾いているものではなく、同じ部屋で電子ピアノを弾いている子供の演奏に合わせて弾いているもので、多少シチュエーションは違いますが、こんな感じにやれば良いのです。



 皆さんもお試しあれ!

ながら練習




 

ジャズギター裏口入学(36)

【効果的・効率的な練習とは(2)】

 基礎練習の「半音階(クロマティック)」を例に「実践的な基礎練習」と言うものを説明してみます。

 まず前回の動画「半音階(クロマティック)」を下に載せておきます。



 大学時代、ギターの基礎練習をやりながら、もちろん色々なギタリストをコピーしていました。そのころ大好きだった「ブルース・フォアマン」の得意フレーズで下の様なフレーズがありました。



 3、4拍目のクロマティックの3連フレーズがうまく弾けませんでした。今でも彼ほどはしっかり弾けませんが、このフレーズを攻略するために今までやっていたクロマティックの基礎練習を下の様に変更しました。この練習は今でも続けていますが、今だに綺麗に弾けていないですね(笑)。



 
 また、マルティーノの大得意フレーズで下の様なフレーズがあります。



 これも最初は3、4拍目のクロマティック部分がきちんと音を切ってうまく弾けませんでした。そこで、これもクロマティックの基礎練習に下の様なものを取り入れることにしました。






 基礎練習はウォーミング・アップと普段の指まわりを滑らかにするために行うものと思うので、逆の発想で、普段の演奏でよく使うフレーズやコピーしたもののうまく弾けないフレーズを基礎練習の中に取り入れていくことにしました。


 こうすることで、自然とコピーしたフレーズがいつの間にか弾ける様になっていきました。

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ジャズギター裏口入学(35)

【効果的・効率的な練習とは(1)】

 僕が大学生の時は授業など全く出席していなかったので、それこそ有り余るほどの練習時間がありました。したがって「効率的な練習」とか「練習時間の確保」など気にしたことなどありませんでした。しかし、社会人となり、バンド活動をはじめるようになってからは、練習時間の確保はなかなか難しかったこともあって、短い時間で効果的な練習はないかといつも考えていました。練習方法は人それぞれだと思いますし、正解などありませんからこれから書くことは、参考にとどめておいてください。

 まず、大雑把に練習を二つに分けると、「基礎練習とそれ以外」に分けることができます。みなさん、基礎練習はどんなものをやりますか?そして、いつ、どのくらいの頻度でやりますか?

 今回から何回かに分けて基礎練習について書いてみようと思いました。

 僕は中学〜高校の頃、クラシック・ギターを習っていたことがあって、そこでの練習メニューをずっと続けて来ました。

 「半音階(クロマチック)」と「ドレミファ・・・・ファミレド」








 上のような感じ。初級レベルの頃は、これでいいのではないかと思います。動画ではメトロノームを鳴らしていませんが、クリック音に合わせて「ゆっくりと正確に弾く」ことを心がけてやるのが良いと思います。そして、必ず毎日、練習の最初に「指慣らし」の意味あいでやっていました。速さの目標を決め、正確に弾けるようになったら少しだけ速め、きつくなったら元に戻すことを繰り返すのも良いと思います。

 大学でジャズを勉強するようになってから、この基礎練習に少し疑問に思うようになりました。「このままの基礎練習で良いのだろうか」ということを考えるようになりました。

 ギターを弾くようになって、すでに5年ほど経っていたので、何日か弾かないでいても、ギターを持つとすぐにパラパラと弾けるようになっていましたし(今は歳のせいかそんなことはありませんが.....。)、だいたい今のメニューでは全く楽しくありませんし、実際のプレーに役に立っているかが疑問です。

 そこで、もう少し実践的で楽しい基礎練習を考えるようにしました。



 つづく!
 

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ジャズギター裏口入学(34)

【循環モノの弾き方(4)】

 今回は(3)マイナーコンバージョンしてしまう

 これは(2)の一発で考えるとある意味同じなのですが、要は下の通りです。


 「B♭7一発で考えて、これをFm7にコンバージョンして、マイナー7th一発でマイナーフレーズを弾く」



 ちょっと理論をかじった人はご存知だと思いますが、Fm7をFドリアンで弾くとは結局B♭ミクソリディアンで弾いていることになり、B♭7一発で弾いてることにもなりますが、弾いている側からするとなんとなくドリアンを弾くのとミクソリディアンを弾くのとでは微妙にニュアンスが違ってきたりします。

 下は参考動画です。





 下の動画は以前youtubeにあげた循環の代表曲「オレオ」の演奏。(3)マイナーコンバージョンを中心に(1)(2)の考え方も取り混ぜて好き放題弾いています。ご覧になってみてください!!

 このギター、懐かしい!もう売ってしまいました.....。







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ジャズギター裏口入学(33)

【循環モノの弾き方(3)】

 今回は「一発で考える」で考えるについて。

 またAの部分の話ですが、ミディアム・ファースト以上のテンポで目が苦しくコードが変わる場合は「一発もので考える」っていうのが有効です。有効というか、ひとつひとつコードに忠実に弾くことは現実的に難しいですし、できたとしてもせせこましくなってしまいます。

 キーがB♭なんで「B♭7一発」で考えて、ロック系からジャズ・ギターを勉強している皆さんなら大の得意なブルース・ペンタトニックで弾き続けられます。

 下の動画は比較的ゆっくり目のテンポで、バッキングに合わせほぼブルース・スケールで弾いています。わかりやすく何度も似た様なフレーズを繰り返し弾いていますから参考にしてください。

  
プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に師事し、各種コンテストにも参加。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。2014年夏より活動を再開。現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブ活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」や「ジャズギター裏口入学」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方に「Skype」で教えています。レッスン頻度は教わる皆様に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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