FC2ブログ

僕の音楽史(104)

【大学2年生(1981〜82年)】

 前回パット・マルティーノのとの出会いについて書いたのですが、それじゃ、その後がっつりと彼にのめり込んだかと言うと実はそんなことはありませんでした。それはなぜかと言うと、「EXIT」以外の音源を聴く機会がなかったからです。
 僕は当時、親からの生活費の仕送りをほぼ全てレコード購入に充てていて、枚数を買いたいがために中古レコードしか買いませんでした。その時にマルティーノのレコードが中古でたまたま出回っていなかったことが大きな理由です。その代わり「酒バラ」「アイ・リメンバー・クリフォード」の2曲は擦り切れるほど聴いていました。ギターマガジンに「酒バラ」のコピー譜が出ていたので練習してみましたが、やはりあのブレイクは当時の僕にはまだ早すぎました。

 そんな時、下の写真のレコードが発売されることを知りました。新譜なのでもちろん中古レコードはありません。購入するかどうしようか迷いましたが、買わずにはいられません。

G00003137.jpg IMG_1251.jpg


 このVol1、2の2枚には本当に驚かされました。今までベンソンは「ブリージン」や「ウィークエンド・イン・LA」のような、いわゆるフュージョン系のフォーマットしか聴いたことがありませんでした。もちろん、バックのサウンドがどうであろうとベンソンは紛れもない「ジャズ」だったのですが、ジャズ・ギターの中ではある意味王道である「ギター・カルテット」で「スタンダード」、そして「ライブ」この3つの条件が揃った「直球勝負」のベンソンを聴いてみたいと思っていましたが、そのまんまのレコードが発売されました。

 結果はどうだったかと言うと「直球」どころか「剛速球」でしたし、今現在のトレンドな表現で言うと「大坂なおみのサーブ」みたいな感じですか(笑)。

 ブルースもスタンダードも、スローもミディアムもブッ早も、何もかも想像を絶するほど凄すぎました。ライブと言うこともあり、いつも以上に自由奔放で強力なグルーブ、これを言ったらおしまいなのですが「黒人」「血」を感じずには入られませんでした。

 これをきっかけに、マルティーノではなくベンソンにはハマりまくって、今まで聴いてこなかった4ビート系ベンソンのレコードを買いまくって聴くようになりました。

images-2.jpeg images-4.jpeg

僕のレコード棚公開します!(53)

【Harlem Blues / Phineas Newborn Jr.】

IMG_1244.jpg


【曲目】
Harlem Blues/Sweet And Lovely/Little Girl Blue/Stella By Starlight/Tenderly 他
【メンバー】
Phones Newborn Jr(p) Ray Brown (b) Elvin Jones (ds)

 このレコードはよく聴きました。フィニアス・ニューボーン・ジュニアの「ハーレム・ブルース」です。

 僕は大学生の時までは基本ギターしか聴かない偏ったジャズ・リスナーではありましたが、卒業してから何年間は、それではダメだと思い、ピアノやトランペット、サックスなどばかり聴いていた時期があります。そんな中でも圧倒的にピアノ・トリオが多かったですね。奥様がピアノ弾きだったからかもしれません。

 チックやハービー、キースなんかも大好きでしたが、一方でピーターソンやフィニアス、トミフラ、ハンク・ジョーンズなんかも大好きでした。後者の人たちはみなバカテクでしたが、音楽的にはわかりやすく、真剣に分析しながら聴くと言うよりもコーヒー飲みながらBGM的に聴くことが多かったです。「擬似ジャズ喫茶」みたいな感じですね。

 このアルバムは、A面のハーレム・ブルースやリトル・ガール・ブルースなんかをよく聴いていました。リズム隊もレイブラウン、エルビンで強力です。

 皆さんも、ギターばかり聴いていないで、そして最近のジャズばかり聴いていないで、こんな時代のジャズを思い出して聴いてみると新たな発見があるかもですよ!

 

僕の音楽史(103)

【大学2年生(1981〜82年)】

 「酒バラ」を弾けるようにならなくては!との思いから、酒バラを演奏しているギタリストのレコードを買って研究しなくてはいけないと、いつもの新宿ディスクユニオンのギタリスト・コーナーの中古レコードを片っぱしから探しました。「BOSS GUITAR」でウェスが演奏していたのは雑誌の情報で知ってはいましたが、残念ながら中古レコードにはありませんでした。当時はとにかく枚数を買いたいので、安い中古レコード以外は買いませんでした。

 レコードを棚から出し、裏面に記載された曲をざっと目を通し「THE DAYS OF WINE AND ROSES」と書いてあるレコードを片っぱしから探していきます。今現在考えても、ギタリストで演奏しているレコードはなかなか思い浮かばないくらいですから、あまり演奏しているギタリストがいないのでしょう。

 たまたま下のレコードを見つけました。

patexit.jpg


 「あった!誰だ?!Pat Martino?名前はなんて読むんだろう。マルティーノ?アメリカ人ではないのかな」

 彼については何の予備知識も持っていませんでしたが、とにかく買って帰ります。「酒バラ」以外にも「ブルー・ボッサ」も「アイ・リメンバー・クリフォード」も収録されています。「アイ・リメンバー・クリフォード」はライトで以前レパートリーになっていたので、知っている曲でしたし大好きな曲でもありました。

 当然これら3曲が収録されているB面に先に針を落とします。イントロもなくいきなり太い音の単音で酒バラのテーマが始まります。

 「いい音だ、結構いい感じ?コード弾きはしないんだな。なんというゆったりとして音符が長い人だろう?心地よいノリだ」

 テーマを演奏している間は比較的冷静に分析しながら聴いていられました(笑)。そして、あのブレイクの2小節が始まります。

 「え?何これ?」

 思わず、もう一度針を元にに戻して、再度聴き直しました。


 「こりゃ、すごい。まるでマシンガンだ!」


 これが、僕の人生を変えたとも言える「パット・マルティーノ」との出会い(?)でした。 



 

ギター購入騒動記【番外編(2)】

175四兄弟比較(アンプ増幅編)

 175四兄弟比較、こんどはアンプを通した音をお聴かせします。皆さんの評価はどう変わるのでしょうか?

IMG_0924.jpg

 生音の時と同様に、写真左からの順番でご紹介します。「Gibson ES-175」「Tokai FA-GP C」「Gibson ES-775」「Greco FA67−70」の順です。

 アンプは所有のVOX社「VT40X」です。もっと良いアンプで比べられれば良かったのですが、残念ながら持っていません。逆に、大したアンプでない方が楽器の良し悪しがわかるのではないかと思います。(このアンプ、自分的には随分と気に入っています)。

 どのギターを弾いてる時もアンプのセッティングは変えていません。トレブルとミドルが真ん中よりやや低め、ベースが7、8位ですね。エフェクターは使ってませんが、アンプのリバーブ&ディレイを軽くかけています。ギター側のトーンは8位な感じです。そして、全てフロント・ピック・アップです。

 まずは僕の基準の音ES-175です。



 ギターのトーンは8位だと結構 トレブリーな感じですね。いつも僕はもう少しトーンを絞った感じの音でプレイしています。



 次はTokaiです。



 この楽器、エレキと言うより、どちらかと言うとアコースティックなのですね。他の楽器とやはり異質な感じ。大きな音ではプレイしたくないですね。決めつけてはいけないと思いますが、ソロ、デュオ向きかなと思います。


 次はES-775



 やはりおなじGibsonなので最初の175にイメージが近いですが、もう少し線が細いですかね。175とTokaiの間を行く感じですかね。コードを弾いても、音の分離が175よりはっきりしています。


 最後はGreco。

 

 生音と同じく大味です。今、僕のやってるような大音量でのバンドではもしかしたらこれが一番良いのかもですね。


 どうですか?生音の時と皆さんの評価はどう変わりますか?

 見た目は一緒でも随分と音は違うものです。これだから見た目同じような楽器でも、何本も欲くなっちゃうのです(笑)。


 さて、生音とアンプを通した時の音の両方を二回に渡って皆さんにお聴かせしました。

 最後に僕の感想とアドバイスをいくつか書いておきます。あくまで僕の個人的な感想ですが.....。

 自宅などで生音中心で弾く、もしくはソロ、デュオ等少人数編成での演奏では、Tokaiの持ち味が一番発揮できるのではと思います。一方、大きな音量では難しい楽器かもしれません。大きな音量ではせっかくの「鈴虫の音」が台無しです。そして、微妙なタッチのニュアンスも拾う楽器ですから、ある程度テクニックがしっかりしてないと難しいかもしれません。上級者向けの楽器と言えると思います。
 初級〜中級の方はGibsonの方が良いのではと思います。音圧があり、ふくよかな音がテクニックの未熟さをカバーしてくれる気がします。そして、安定感がある感じ、まさしく「Gibson」です。
 Grecoはどうかと言うと、僕的には、頑張ってはいるものの、他の3本に比べると正直格下です。特にアンプを通した音はやはり他の楽器に比べると値段の差を感じざるを得ません。ただ、生音がジョーパスの「バーチュオーゾ」の音に似ている気がするので、そう言った意味では手放すつもりはありませんが。

 僕の勝手な感想なので、お気を悪くなさらないでください(笑)。

 引き続き「ギター購入騒動記」をお楽しみください!

 

ギター購入騒動記(60)

9月5日 GR-55 が売れた!

 この日は翌日リーダー・ライブに備えてギターの練習をしていました。突然メールの知らせが鳴ります。

 「ヤフオク 終了(落札者あり!)」

 「うん?あっ、そうそう!忘れてた!」

 そうです、GR-55(ギターシンセ)をヤフオクに出品したのでした(笑)。忘れていました!!

27b787bbb66903a4ee9e7d78e13aa9892c5588.jpg


 半月ほど前からギター購入資金の足しにしようと、Facebookやブログで買取者を募っていましたが名乗りをあげる人がいないので、諦めかけていました。そこで、ダメもとでヤフオクに出品していたのでした。何回か落札者がいなく、流れてしまっていて、毎回数千円値段を下げて再出品していたのが、とうとう売れました!

 このGR-55はもともとヤフオクで落札したものでした。結構自宅では研究していましたが、結局GP-10、GT-1の2台を使うようになってからは存在価値がなくなってしまいました。自宅でいじっていると楽しいのですが、僕はプログレ・ギタリストではないですから(笑)、ここまでのサウンド・バリエーションは不要ですし、会社帰りのライブでは、ギターとエフェクターその他諸々にGR-55の持ち運びは厳しすぎます。したがって、売りに出すことにしたのでした!

 2本の高価な楽器を一度に買ったわけなので、当分楽器を買うことはないななんて思っていながら、実はもう次なる購入ギターを物色中で、そんな時にちょっとしたお金が手に入ってしまいましたので、ギター購入が現実のものとなってきました(笑)。

 近々、御茶ノ水に出没しようと思います。そして、ギタープラネットのSさんに相談してみようと思います。



 さよなら!GR-55!

 ありがとう!楽しませてもらいましたよ!!

【2018年9月5日時点での所有楽器・機材】
<Guitar>
ES-175NT (Gibson) 91年新品で購入
GA40SFCE-NT(Ibanez) 16年新品で購入
Telecaster (Fender Japan) 16年中古で購入
SG Special 2014 (Gibson) 16年中古で購入
LesPaul Special (Gibson) 16年中古で購入
LesPaul Cusutom All Mahogany WR (Gibson) 17年中古で購入
Anygig AGN Nylon Full Scale Crassic Travel Guitar  17年新品で購入
Celebrity Elite Limited Edition CE44 Reverse Blue Burst (Ovaition) 18年新品で購入
FA67-75(Greco) 18年中古で購入
ES-775 1990(Gibson)18年中古で購入
FA-GP C/BLD(Tokai)18年新品で購入

<Effect>
Micro ABY (Fender)A/B Box 16年新品購入
Ditto Looper (TC Erectronic) ルーパー 16年ヤフオクで落札
GP-10 ギタープロセッサー 16年新品(?)で購入
GK-3 X 3 ピックアップ 16年購入
GR-55 (Roland) ギターシンセサイザー 16年 ヤフオクで落札
GT-1 (BOSS) マルチエフェクター 18年新品購入

<Amp>
RhythmMini5(Vox) 14年新品購入
VT40X (Limited Edition) 17年中古で購入
VFS-5 17年ヤフオクで落札
プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に師事し、各種コンテストにも参加。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。2014年夏より活動を再開。現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブ活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」や「ジャズギター裏口入学」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方に「Skype」で教えています。レッスン頻度は教わる皆様に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

カテゴリ
最新記事
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR